ウエスタンデジタル、国連の「グローバルパルス」と共同で 「DATA FOR CLIMATE ACTION」への参加募集開始を発表

米国ニューヨーク州ニューヨーク - 2017/03/09

気候変動対策ソリューションの策定に向け、 主要企業のデータとツールへ前例のないレベルでアクセス可能とする取り組み

データストレージ技術とソリューションを提供するグローバルリーダーである ウエスタンデジタルコーポレーション (NASDAQ:WDC、以下、ウエスタンデジタル)と国連によるビッグデータに関するイノベーションイニシアチブである 「グローバルパルス」 は本日、気候変動対策に向けたオープンイノベーションチャレンジ 「Data for Climate Action」 を立ち上げるため提携したことを発表しました。

本取り組み 「Data for Climate Action」 は、気候変動への対処を目的にデータサイエンスと民間セクターのビッグデータを活用する、これまでにないオープンイノベーション・チャレンジです。世界中のデータサイエンティスト、研究者、イノベーターは、2017年4月10日までにDataForClimateAction.orgに提案書を提出し、申し込むことができます。

国連グローバルパルスのディレクターであるロバート・カークパトリック氏は次のように述べています。「気候変動に対する効果的な対策の推進には、気候データに加え、人間の行動についての膨大な情報が必要となります。ビッグデータは、地域社会が気候システムにどのような影響を与え、気候システムによってどのように影響を受けるのかについてダイナミックなフィードバックを提供し、持続可能性および弾力性を向上させるイノベーションを実現します。こうしたデータは主に『Data for Climate Action』に参加するような企業が保有しています」

スコールグローバルスレット財団 (the Skoll Global Threats Fund) の支援を得て、このグローバル・チャレンジは、複数の国および業界からの企業の連合に『データを通した社会奉仕活動 ( データフィランソロピー) 』の実践という形で参加するよう促しました。 本チャレンジでは、プライバシーを保護するために匿名で集約された、国や地域レベル、およびグローバルレベルのデータセットへのこれまでにないレベルでのアクセスと、研究を支援する堅牢なツールを手にする機会を研究者へ提供します」

この取り組みにデータを提供している主な参加企業は以下の通りです。

・ BBVA Data & Analytics:金融データ分析会社(スペイン)
・ Crimson Hexagon:エンタープライズソーシャルメディア分析会社(米国)
・ Earth Networks:天気および雷センサー通信事業者(米国)
・ Nielsen:グローバル消費者データ会社(米国)
・ Orange:グローバル通信プロバイダー(フランス)
・ Planet:地球画像衛星通信事業者(米国)
 Plume Labs:環境データサイエンス会社(フランス)
・ Schneider Electric:エネルギー管理と自動化のグローバルスペシャリスト(フランス)

・ Waze:無料でリアルタイムの地域密着型交通・ナビゲーションアプリ(イスラエル)

さらに、研究者はMicrosoftのクラウドコンピューティングのサポート、およびTableauのビジュアル・アナリティクスのサポートを受けられるよう申請することもできます。

ウエスタンデジタルのデータセンターシステムビジネスユニット シニアバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーであるデイブ・タンは次のように述べています。「世界最大のデータストレージ企業として、ウエスタンデジタルはデータが持つ能力と将来性を理解しており、データによって変化を促すことができるということに情熱を持っています。当社は国連グローバルパルスとパートナーシップを組み、『Data for Climate Action』のコンセプトや枠組みを形作るサポートをするだけにとどまらず、社会的利益に向けたデータ活用への取り組みを拡大し、けん引できることを誇りに思います。このチャレンジからから生み出される知見とソリューション、そしてそれらが描く将来像を見ることを楽しみにしています」

本チャレンジ 「Data for Climate Action」 について

この「Data for Climate Action」は、国連の 「気候変動に対する行動の持続可能な開発目標」 (SDG13)に関連する3つの領域である、気候変動に関する緩和策、適応策および気候変動と広範な「2030アジェンダ」との関連性をターゲットとしています。

本チャレンジは、データドリブン・イノベーションが現場で活かせるソリューションをどのように特定し、気候変動対策へ反映していくことを実証するオリジナルの研究論文やツールを生み出すことを目標としています。このチャレンジは、Kaggleなどの団体が先駆けて行ってきたデータサイエンスのコンペティションや、Orange社主催の 「Data for Development」 チャレンジのような、公共の利益のためにビッグデータを共有する個別企業のイニシアチブなどをモデルにしています。

「Data for Climate Action」 への参加に選ばれた研究者は、4ヶ月の研究期間を与えられます。気候変動とデータサイエンスの専門家を含めた審査員団が、方法論、関連性、および潜在的な影響を基準に、最終研究成果物を評価します。受賞者は2017年11月に発表される予定です。

参加申し込みや本チャレンジに関する詳細情報については、DataForClimateAction.orgをご覧ください。

ウエスタンデジタルの社会のためのデータに関する取り組みの詳細は、DataMakesPossible.comをご覧ください。

<参加企業からのコメント>

BBVA Data & Analytics CEO エレナ・アルファロ氏:

「当社は、データドリブンな組織がデータを共有し、社会に貢献するという道徳的な責務の価値を信じています。当社が以前に国連グローバルパルスと協力した際には、集約された金融データにより、危機的な状況がどのように脆弱な人々に影響を与えるのかについて理解を深められることを見出し、自然災害に対する経済的回復力を測定するための斬新な手法を共同で実証しました。『Data for Climate Action』 は、気候変動対策のための取り組みにデータを活用する具体的な対策であり、今回の取り組みにおいても当社は集約された金融データとデータサイエンスにおける卓越性を通じて、再び貢献できるものと期待しています」

 

Microsoft Research シニアディレクター ジム・ピンケルマン氏:

「当社はこの重要なグローバルチャレンジを支援できることを誇りに思い、Microsoft Azureを提供することで革新的な研究者の作業を促進できるものと期待しています」

 

Nielsen 公共政策担当バイスプレジデント リサ・エリオン氏

「当社は、社会的利益を高めるためのデータ活用を促進するData for Good Initiativeの一環として、この革新的なチャレンジに参加できることを嬉しく思っています」

 

Orange イノベーション、マーケティングおよびテクノロジー担当シニアエグゼクティブバイスプレジデント マリ‐ノエル・ジェーゴ‐ラビシーレ氏:
「『Data for Climate Action』は、世界規模で気候変動に対処するためのデータの可能性に関する研究を促進すると確信しています。Orangeがこの取り組みに参画することは、持続可能な開発と社会福祉にビッグデータサイエンスがいかに貢献できるかに焦点を当てた当社のオープンイノベーションイニシアティブからの必然的な流れです。また、今回の参加はグローバルコミュニティ全体における社会・環境問題への対応の一助となる解決策をもたらすという当社の継続的なコミットメントを示しています」

 

Planet CEO兼共同設立者 ウィル・マーシャル氏:

「気候変動に対応するためには、最も強力なツールを携えた多くのアクターの参加が求められます。当社は、日々、世界全体を考慮し、目に見えて、かつ理解しやすい変化を地球にもたらすことで、貢献しています。当社は、国連グローバルパルスに協力し、『Data for Climate Action』に参加することを大変嬉しく思っており、現代の最も差し迫った課題の一つである気候変動問題の解決に寄与するイノベーターに、地球に関する最新のデータを提供します」

 

Plume Labs CEO兼共同設立者 ロマン・ラコンブ氏:

「当社の大気汚染に関するAPI、Plume Air Cloudへのアクセスの提供を通じて『Data for Climate Action』に参加できることを大変嬉しく思っています。大気汚染は環境および健康面に重大な影響をもたらします。当社はオープンデータと革新的ソリューションを通じて、私たちの呼吸する空気の透明度を高めるべく協業できます」

 

Schneider Electric クラウドサービス担当SVP ロン・ズナイダー氏:

「エネルギー管理とオートメーションで世界をリードする当社は、農作業の重要な判断をリアルタイムで下せるようなイノベーションを促進し、天気予報および農業市場を変革しています。当社は、『Data for Climate Action』を通じ、研究者らが世界中の農業経営者やコミュニティ向けに、新らしくかつ革新的な解決策を生み出すことのできる気象データへのアクセスを提供できるものと期待しています」

 

Tableau ソーシャルインパクト担当ディレクター 兼 Tableau Foundation ディレクター ニール・マイリック氏:

「このチャレンジは、気候変動に立ち向かう科学者、政策立案者、イノベーター、気候変動対策提唱者らのグローバルコミュニティに、データの可視化スキルや知見をもたらしてくれるすばらしい機会です。私たちは、より良い未来に向けて取り組むすべての人々に対し、データへのアクセスを可能にして行動につなげるための一役を担うことを大変嬉しく思っています」

 

Waze グローバル・パートナーシップ アダム・フリード氏:

「Wazeをリアルタイムで使うことで、Waze Connected Citizens Programは、多様なモビリティの課題を解決するためのデータドリブンの実験を主導し、緊急時の対応時間と超地域密着型の交通管理を改善してきました。『Data for Climate Action』に挑戦する研究者の皆さまが、Connected Citizens Programを発展させ、気候変動対策の進捗をさらに加速させることに大きな期待を寄せています」

 

■ 国連グローバルパルスについて

国連グローバルパルスは、ビックデータが持続可能な発展と人間的行動にもたらす機会への認識を高めることを目的とした国連のイニシアチブです。官民のデータシェアリングのためのパートナーシップを構築し、Pulse ラボのネットワークを通じて影響力の大きな分析ツールや手法を創出し、有益なイノベーションが国連の体制においてより幅広く採用されるよう促します。グローバルパルスは、データフィランソロピーの動きを主導し、データレスポンシビリティ(データによる社会的責任)を提唱しています。詳細については、www.unglobalpulse.orgにアクセスするか、Twitter @UNGlobalPulseをご覧ください。

 

■ ウエスタンデジタルについて

ウエスタンデジタル(NASDAQ:WDC)は、データを作成、活用、体験、保存するためのストレージ技術やソリューションを提供する業界リーダーであり、お客様志向のイノベーションを取り入れた、高効率で柔軟性が高く、高速、高品質で魅力的なストレージソリューションを幅広く提供することによって、変化を続ける市場ニーズに対応しています。ウエスタンデジタルの製品は、HGST、サンディスク、およびWDのブランドでOEMや代理店、リセラー、クラウドインフラストラクチャ・プロバイダーに提供され、一般消費者向けにも販売されています。データに関する取組の詳細については、#DataMakesPossibleをご覧ください。

 

■ スコールグローバルスレット財団(Skoll Global Threats Fund)について

スコールグローバルスレット財団の使命は、人類に危機をもたらす世界的脅威に立ち向かうことであり、そのための解決策の模索、連携の強化、未来を守るための活動を促進します。同財団は、大きな影響を及ぼし得る画期的なアイディアや活動を見いだし、その開始や共同開発することに積極的に取り組んでいます。詳細については、www.skollglobalthreats.orgをご覧ください。